花べっぷを支える人々

  • vol.13 三浦好徳さん (別府漬物有限会社)

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    創業45年を迎える「別府漬物」で、現在専務を勤めている三浦さんは若干33歳。「つけもの王子」という愛称で、地域に親しまれている。昔ながらの手作りで、創業当時からの味を守り続けている。三浦さんも昔は、高菜が採れる時期になると、工場の手伝いをしていたという。

     

     

    「別府漬物」は対面販売も行っているため、近所の人も訪れる。変わらない味を求めて、昔から通う人も多い。「僕らが小学生の頃、漬物といえば、たくあん、高菜、梅干し…。とにかく日持ちするものが主流だった。今は食の変化がめまぐるしくて、若い人もサラダ感覚で食べるようになってきていますね」花べっぷの朝ご飯で提供される漬物ビュッフェでは、200を超える取り扱い商品のなかでも、県産の野菜を使用した漬物だけを厳選している。

     

     

    漬物屋は地味な商売だと、三浦さんは言う。「僕が好きな格言で、『過去は後悔、未来は不安、今出来ることを1つずつやっていく』というものがあります。 会社の暖簾にしがみついていては駄目だと思うんです。『made in Japan』、いや、『made in Beppu』 を広めていきたい」と語る、三浦さんの想いは熱い。「でも、小さい頃は継ごうという気持ちは全くなかったんですよ。東京で働いてましたしね」それでも先代の体調不良がきっかけで、別府に戻ることに決めた。「継ぐことを決めたからには、漬物を通じて、別府の魅力を発信していきたいと思うんです」

     

     

    「県外のお客様が多いと思うので、本当の『大分県産』を食を通じて感じて欲しい。味覚って記憶に残るじゃないですか。そのちょっとした思い出作りの一端を担うことが出来れば嬉しいです」と笑う。炊き立ての釜炊きごはんに、お漬物。シンプルだけれど贅沢な朝ご飯が、素敵な別府旅行の思い出になるはず。